佐藤 紀子よりごあいさつ

みなさま、はじめまして。

SugarLab.代表の佐藤紀子です。

2009年6月に3年間のアメリカでの生活を終え、「おもてなし料理&スタイリング教室・SugarLab 東京クラス」をスタートしました。日本では飲食店経営やパーティの企画運営を経験し、渡米後はカジュアルに楽しむホームパーティ作りついてそのノウハウを学んできました。

また2012年よりマレーシアのクアラルンプールに拠点を移し、マレーをはじめ、東南アジアの食文化を学んでおります。2013年に始めた「SugarLab.KLクラス」もお陰様で多くの方に足を運んで頂いております。

2回の海外生活を経験し、私がみなさまに伝えていきたいこと。

「おもてなしとは本来楽しいもの。大好きな仲間と食べて、飲んで、お話しするリラックスした時間」
であるということを、改めてお話していく必要があると思いました。

日本でも内食やホームパーティがポピュラーになってきましたが、まだまだ、
「おもてなし=豪華なごちそうを用意し、非日常な空間を演出しようとしてホストが息切れしてしまう・・・」
という傾向にあるようです。

おもてなしとは自分の料理の腕前を披露する場でもなければ、ごちそうを参加者に振舞う場でもありません。
ホストを含む参加者全員が平等に楽しむためにどうすればいいか・・。
それにはやはりおさえておきたい大切なコツやポイントがあります。
逆を言えばそれさえおさえればすぐにワンランク上のおもてなしが可能なのです。

私の教室では前日と当日のタイムテーブルの作り方から教えています。
ホストはその日ばかりはパーティのプロデューサーなわけです。
お料理もテーブルメーキングもお酒も音楽も照明も・・・
気を配る点はあげればきりがありません。
これらのポイント全てに気が配れるようにタイムテーブルをつくることを習慣化すればホームパーティは格段にレベルアップし、且つゲストのリラックス度も高まるのです。

私はアメリカ人の少々オーバーとも思える、
「あなたが来るから今日は美味しいお料理を作ったのよ」
「あなたが来るから今日はお花をたくさん飾ったわ」
とストレートに表現する姿勢にあるときからとても感銘を受けるようになりました。
「ありがとう!私もあなたの気持ちを受けてエンジョイするわね」
と心から思えるようになったからです。

この感覚をホストのときもゲストのときも忘れないで仲間と過ごす時間を楽しめればホームパーティ=おもてなしは必ず成功すると思っています。これは日常の生活にも必ず活きてきます。

私の教室では約2時間半で前菜からデザートまで10品近く作ります。
お料理はスピードが命です。
同時進行するもの、先に冷やしておくもの熱々のままテーブルへ運びたいもの・・・
タイムテーブルにしたがってボトムの時間にはすべて完成するようにレッスンします。
これも繰り返しているうちにプロ並みの切り盛りが出来るようになります。

そして作るお料理が全てが手作りというわけではありません。
買ったほうが美味しいもの・便利なものは積極的に取り入れています。
その分既製品がさらに美味しくなるアレンジ術もお話させていただきます。

また私が推奨するテーブルコーディネートとは「料理が盛り付けられてはじめて完成する」スタイルです。
レストランのような素敵なセッティングも美しいですがそれは「誰かにサーブしてもらう」ためのテーブルです。

SugarLab.ではホストも着席して楽しみながらサーブするものはする、といった着席後も進行形である実用的なテーブル作りを教授しています。

「みんなが平等に楽しい空間作り」
「かしこまらないおもてなし術」

をみなさまと一緒に学んでいければと考えております。

佐藤 紀子