春の息吹を感じる4月の日曜日 〜イースターのランチパーティ〜
3月はイースターを祝うテーブル&お料理をご紹介しました。
テーブルはユーホリックというスタイルでセミフォーマルながらかわいらしいセッティングにしています。
イースターのシンボルのうさぎや卵のフィギュアを使用し、食事中の話題作りにもなるように考えました。
前菜は3品の盛り合わせです。
◎ ブルサンペッパーのフラン
◎ オリーブの肉詰め揚げ
◎ お豆とパイナップルのイースターサラダ
イースターのモチーフの卵をテーマにフラン(洋風茶碗蒸し)にはベースに卵を使用しています。購入したらいつも余ってしまうブルサンの美味しい調理法はないか?と考案したメニューです。オリーブの肉詰め揚げは見た目が卵っぽいかな・・と思い、遊びの要素も入れて巣篭もり玉子と一緒に盛り付けてみました。
サラダの主な具はハムとお豆とパイナップル。
アメリカではイースターのお料理にハムを使います。
丸焼きにしたり、厚切りのステーキにしたりと豪快な料理が多いので今回は日本人の口に合うようにサラダにしました。
キャラメリゼしたハムの香ばしさがビネガーの酸味を和らげてくれます。
生徒さんにも大人気のサラダでした。
メインはハーブチキンとキャロットピラフ☆ピペラド添え
鶏モモ肉を半日以上レモンやローズマリーとともに漬け込んで焼く、アウトドアにも応用できるグリル料理です。
ニンジン1本分をすりおろして炊いたピラフとともにいただきます。
このピラフは炊飯器で簡単に出来ますがシンプルな分、旨味を出すのに何度も試作し完成した自信作です。
ソース代わりにピペラド(ラタトゥユのような料理)を添えました。
ピペラドは生のトマトの水分のみで煮る野菜料理で白ワインもブイヨンも使いません。その分お野菜の旨味・甘みがぎっしり詰まった美味しいソースです。
これにスクランブルエッグとルッコラを一皿に盛り付けいただきます。
このお料理は何度食べても「・・・・・美味しい♪」としみじみ思います。
また耐熱容器の大皿に盛り付け、ドーンとお出しするのも大勢集まったときにはいいと思います。全て火が通った料理なので、早めに作って盛り付けておけます。食べる直前にレンジでチンできるのもホストの立場ですとありがたいですね。
デザート一品目はレモンケーキ。
アメリカで出会って惚れ込んだケーキです。このケーキも何度も試作を重ね、これだ!という配合が出来ましたのでお教室のメニューとして取り入れました。
私の暮らしたカリフォルニア・サンディエゴにはお庭にレモンやライムの木を植えているお宅がとても多く、収穫時期にはたくさんいただいていました。
無農薬のレモンの美味しさに目覚め、果汁も皮もたくさん使ったリッチなバターケーキです。鹿児島から取り寄せた無農薬のレモンを使って作りました。
アメリカのケーキらしく、全てキッチンエイドのミキサーにお任せで作ります。
しっとり軽く、優しい酸味のケーキに仕上がりました。
パイナップルとサワーチェリーのクラフティ☆杏仁ジェラート添え。
クラフティは熱々をいただいても美味しいですし、冷やしても美味しいのが嬉しいですよね。今回は熱々と冷やしていただく際の配合の違いなども説明しました。
卵を使わない杏仁味のジェラートとアーモンド風味のクラフティはベストマッチです。こちらもこうやって文章を書いていてもお味がよみがえってきます。。
美味しいデザートで締めくくれると本当に幸せな気分になりますよね。
パーティ料理はそれぞれの個性よりも全体的なお味の流れがスムーズかどうかに留意することが大切です。
取り入れたいお料理をどれか1つ決定したらあとは引き算・足し算をして、目にもおなかにも優しいメニュー作りを心がけてくださいね。