“New Style のおせち” でのおもてなし
2009年11月LESSON@TOKYO
11月のレッスンが終了しました。
今月は私達世代の夫婦が親世代を招いて「New Styleのおせちでおもてなしをする」
というコンセプトでメニュー&テーブルをコーディネートしました。
ご年配の方や男性が多い席では食べ慣れた食材で少し変化のある味付けが好まれるようです。
ししゃもやキンピラの素材で華のあるお料理をご紹介します。
▲今月のテーブルはミニお重に各自盛り付けておもてなしの際にホストが取り分けたりなどのサーブをする手間を省けるようにと考えたスタイルです。
もちろんそれぞれを大皿に盛ってお出ししても喜ばれると思います。
▲少し気が早いのですがクリスマスのフィギュアを飾りました。
ポーセリンのキリスト生誕のフィギュアです。
シンプルなフォルムがお気に入りです。
▲お教室は午前11時から始まります。
その日の気候に合わせてウェルカムドリンクをお出ししています。
全員揃ったらレシピの説明をして実習に移ります。
▲東京クラスではオール実習でデモンストレーション方式にはしておりません。
チームに分かれて作業しますが、それぞれここは重要と思う作業に入る前は声を掛け合って全員でチェックするようにしています。盛り付けも全員で。
まずは私が見本を作り、その後各自自分のお皿は自分で盛り付けます。
守ってほしいポイント以外は独創性ある一皿を作ってね!とお話しています。
▼今月のごはんもの【パンチェッタとアーティチョークのおこわ】
炊飯器で手軽に出来るおこわです。
▼メインのお料理【鶏ムネ肉のお宝テリーヌ】
鶏モモで鶏ひき肉やきくらげゆで卵を混ぜたタネを巻き込み蒸し揚げます。
冷やしても熱々でも美味しくいただけます。ポットラックに持っていっても喜ばれる一品です。
【カブのアペリティフスープ】
お酒がメインの席でスープをお皿いっぱいにサーブされるとお腹が一杯になってしまいます。
食前に胃にやさしいカブのスープをほんの少しお出しするととても喜ばれます。つまようじに刺しているのは生麩を軽く煮たものです。
【七福なます】
紅白なますが苦手な人は結構多いのが現実。
今回は具沢山のキンピラ風の煮物の仕上げにお酢を加えたなますを考えました。
ごぼうをささがきにしないのがポイントです。
拍子切りにすることでごぼう味が目立たず、上品な一皿に仕上がります。
鯛の昆布〆セリのお浸しを巻いて
椎茸の田舎煮・イクラのせ
レーズン入り五福ピクルス
菊花とトンブリの酢の物
シシャモのゴマ付け揚げ
パンチェッタとアーティチョークのおこわ
【柚子風味のカプレーゼ】
すべて盛り付けたら皆さんで試食タイム!
毎月お料理に合わせたワインをみなさんに試飲してもらうのも私の楽しみに一つです。
出来るだけレアなワインをご用意し、ワインとお料理のマリアージュを体験して習得してもらいたいと思っています。
今月はグレープフルーツ香の漂う2008年のアリゴテ種の白ワインを用意しました。
オーガニック・無濾過のワインは大変好評でした。
【黒ゴマのブラマンジェ・黒蜜ソース】
【杏の紅茶煮】
自家製の黒蜜のお味に目覚めると、市販品がいただけなくなってしまいます。
その位美味しい、滋味あふれる黒蜜とふんわり上品に抽出したゴマエキスの効いたブラマンジェをご紹介しました。
もう一品、ワインのお供に欠かせないサッパリデザート。私の十八番。ドライフルーツの紅茶煮も好評でした。